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JAN CODE: 9008303002449

アンドレアス、リディア&マーティン ニットナウス ソラ 2022

参考価格(税込): 3,300
畑:フクセンフェルノイジードル湖の東、ハンガリー国境付近、パンノニア平原
土壌:チェルノーゼム、シリカ、砂利、小石



醸造:
8月下旬に手摘みで収穫。茎のみ取り除き、プレス。ステンレスタンクにて自然発酵&熟成。無清澄、無濾過、10mg以下の硫黄を使用。



このロゼは「フォックスフィールド」と呼ばれる葡萄畑から生まれたもので、Zorra はスペイン語で“メスのキツネ”を意味します。また、“火”や“スパーク”という意味も持ちあわせ、ロゼの従来の決まり文句(チャーミング系)を焼き払い、赤と白の間で揺れ動く新しいワインのイメージを表現しています。




少し濁りがある明るいロゼ。サワーチェリー、ザクロ、すもも、アセロラ、少しのハーブ、開けたては少し還元的ですが、空気と触れると時間と共に香りは開いてきます。ジューシーかつドライ、滑らかでライトなボディ。シトラスを中心としたフルーティーな印象の中に、ハーブやスパイスのアクセント。酸は穏やかで、様々な料理にフィットします。

アンドレアス、リディア&マーティン ニットナウス

オーストリアのノイジードル湖の湖畔ゴルスにて、ニットナウス家は 1684年からワインに携わる歴史あるワイナリー。現当主であるハンス・ニットナウスと妻アニータは、 1980 年代に葡萄園を引き継ぎ、その地域のテロワールを最大に反映したワイン造りに全力を注いできました。またビオディナミ農法に専念し、2006年よりrespekt (リスペクトはワインに特化したビオディナミ農法認証団体)を認証、そして30年以上にわたりオーストリアのワイナリーの中でもブルゲンランドを代表する生産者で、このエリアの発展の立役者の一人となります。




畑はノイジードル湖の北岸東側とゴルスの町の周囲と、西側ヨイスの町の周りにあり、主な品種はブラウフレンキッシュ、ツバイゲルト、メルローなどです。このエリアを象徴する赤ワインがハンスの代名詞となり、彼の哲学でもあるこのエリアのテロワールの表現を確立してきました。



またゴルス周辺の生産者のグループ“Pannobile / パノービレ”を立ち上げたメンバーの一人でもあり、周りにも大きな影響を与え、Claus Preisinger / クラウス・プライジンガーや Jutta Ambrositsch / ユッタ・アンブロッジなどが、彼の指導の元、醸造や技術を学びました。



そんなハンスの二人の息子“Andreas / アンドレアス”と“Martin / マーティン”、そして、姪の“Lydia/ リディア”が現在、新しい世代として、父とは別のワイン作りを2018年よりスタートさせました。



元々、父ハンスは、ビオディナミ農法、手摘み、自然発酵、そしてワイン造りへの低介入アプローチを中心に、ワインを造ってきました。そのため、彼らは自然とより一層介入を抑えたワイン造りを行い、父に敬意を表しています。また新しい独自のスタイルを確立する為、葡萄畑では父の哲学を継承しつつ、セラーでは異なる道を進むことを決断しました。



マーティンは、クリエイティブな面とワイナリーの改装などに携わり、リーダー的な存在。アンドレアスは、父以外にフランスで醸造を学び、地下セラーのカギを引き継ぎ、重要な立ち位置にいます。またリディアはデスクワークを中心に行い、創造的で二人の兄弟をまとめ、サポートをしています。



彼らも勿論、ビオディナミ農法を実践しており、昔から同じ土着の葡萄品種に魅了されています。硫黄の使用は、ボトリング時のみ、ごく少量、また樽は殆ど使用せず、粘土製のアンフォラやステンレスタンク、そして様々な発酵槽を取り入れて、人的介入をより抑えて、セラーでワインに向き合っています。



ノイジードル湖の北側の畑のグリューナー・ヴェルトリーナーやヴェルシュリースリングなど、このエリアの白葡萄の可能性、またワインの発想に対しても白葡萄と黒葡萄のブレンド発酵、また父の代名詞であるブラウフレンキッシュをよりジューシーでライトに仕立てるなど、実験的かつ挑戦的な醸造を行い、独自のスタイルを作り出しています。



父を尊敬し、ワイナリーの歴史を引き継いだ彼らのワイン造りは、まだまだ進行中で、より新しい発想と独自性を持ったワイン造りに努めています。



彼らのワインのラベルは、炎を表現。元は父ハンスが 2004 年に思いついたラベルのオマージュ。2000 年代、オーストリアのワインのラベルの多くは、非常に味気なく、派手なものが多かったため、ハンスはまさにその逆を望んでいました。炎とは、常に変化し、優雅で、感動的、穏やかでありながら、情熱的、常に新しい形や形状を連想できます。彼らはそのアイディアが気に入り、現代風にアレンジしました。

Pannobile(パノービレ)とは

1980年代中頃、多くのオーストリア・ワインメーカーは、最新のセラーテクノロジーを導入し、ワインにより大きなバリューをもたせようと、土着品種よりインターナショナル品種を栽培し、他国で同じブドウ品種を栽培しワインを造っている地域と自分達のワインとを比較し、畑のポテンシャルを再確認していました。しかし、結局のところ、味わいのある種の均一化、地域の特徴を備えた葡萄品種を使ったワインの減少を導く結果となりました。世界がインターナショナルスタイルに熱狂していた頃、自国のプレミアムワインを造るにはどうしたらいいのかを考えるワインメーカーがいたことも事実。それが、後のパノービレになります。



パノービレという団体が作られる以前は、オーストリアのノイジードラー湖の北東沿岸にあるワイン村、ゴルスでワイン造りをしている仲間たちが、モダンでもインターナショナルでもない、土着品種、土壌やキャラクター、地域の気候を生かしたプレミアムワインを造るためにはどうすればいいかについての会合を開いていました。





1994年、自分達のアイディアを確実にゴールに近づけること、気づきの踏み台を作ること、そして、これらの目標をコントロールするために、パノービレという団体を立ち上げました。ニットナウスも立ち上げのメンバーの一人となり、現在、ピットナウアー、クラウス・プライジンガー、レイナシスタ、ハインリッヒ、ゲセルマン、ユーディット・ベックなど、このエリアを代表する9つのワイナリーでお互いの品質向上,またこのエリアのテロワールを守る為、現在もお互いに切磋琢磨しています。



https://pannobile.wine/

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