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ピーター・ヴェツァー ケークフランコシュ 2022

参考価格(税込): 3,960
畑:ショプロン(カンラッツ、コーグル、ハームラーの畑)
土壌:ローム、石灰岩、雲母片岩
収穫:9月下旬



醸造:手摘みで収穫後、除梗を行い、20%のみ全房にてオープンバットで 30日間の自然発酵後、軽めの抽出で手動でパンチングダウン。そのあと、バスケットプレスされ、澱と共に500 リットル~1000 リットルの古樽で熟成。グラビティ・フローにて2024年5月にボトリング。無清澄、無濾過、瓶詰め時に、極少量(5mg/l)の硫黄を使用。



中間色の紫色。ブルーベリー、ラズベリー、サワーチェリーなどの様々なベリーとカシス、少しのスパイスの香り。柔らかな果実味に、ソフトなタンニンとミネラル。シルキーなテクスチャーで素朴な中にもワインイとしての構築も持ち合わせているので、エレガント・ブラウフレンキッシュの特徴がしっかりと感じられます。

ピーター・ヴェツァー

ピーター・ヴェツァーはハンガリーの北西端に位置しオーストリアのブルゲンラント州に接している町ショプロンにて、古くからワインを造っている家族の下で生まれ育ち、彼で五代目となります。


ショプロンはハンガリーで最も古くから葡萄栽培が行われていた町で、春は温暖、夏は降水量が多く、秋は乾燥して暖かい夕方と涼しい夜が続き、冬は穏やかで、年間を通して過ごし易い気候です。ハンガリーの他の地域よりは寒いため、収穫は他の地域よりも3週間ほど遅くなることがよくありますが、葡萄が熟すのに時間がかかることで、フィネスを感じるワインが生まれます。



ピーターはワインの世界を学んでいる時に、自分は自然な造りをしたワインを非常に好むことに気付き、認証は取得していませんが、ビオディナミ農法で葡萄造りをしています。2007年にはショプロンの町の周りに2.5ヘクタールの自社畑を購入、そして1.5ヘクタールの畑を借りて合計4ヘクタールの畑の葡萄を育てています。



粘板岩土壌の5つの異なる歴史的な高価格区画でケークフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)を栽培して、他の場所ではフルミントやピノ・ノワール、グリューナー・ヴェルトリーナーなど、いくつかの異なる葡萄品種も栽培しています。



ワインの醸造はすべて無清澄、無濾過、ボトルング時にごく少量の硫黄のみ使用。非常に健康な土壌を作るように努めており、通常は年に2回、銅、硫黄、彼が育てたイグサを必要最低限の量だけ噴霧して、肥料を使用する代わりに被覆作物を栽培して葡萄畑を覆っています。必要以上に人の手を加えないことが彼の哲学であるため、土壌を耕したり葉を刈ったりせず、全ての葡萄を手摘みで収穫し、天然酵母にて自発的に発酵させます。



彼のセラーは120年以上前から家の地下にあり、そのセラーには完璧な微生物フローラが存在しています。そして、いくつかのステンレス鋼タンク、手動バスケットプレス、古いバレルのみで、彼はワイン作りに日々取り組んでいます。



ピーターにとって理想のワインとは、個性とアイデンティティを持つワインです。伝統的な葡萄品種を使用し、昔から続くテロワールの特徴を表すような、個性的で繊細なワインを造ることを目指しています。また、自分自身のワインをトレンドやファッションのワインではなく、流行のワインを作っていないと本人は語ります。



スキンヘッドで大柄で、いかついイメージがありますが、話すととてもおしゃべりも大好きで、見た目以上にファニーな一面もあります。そして、ワインに対する情熱が強くあり、彼にとってワインは“小さな宇宙”と例えていました。自然に注意深く、耳を傾け、人、葡萄、土地、植え方、収穫、葡萄の扱い方、すべての事が液体に繋がり、そこに小さな宇宙があると考えているのです。



特別な土壌、生きた水や周りの植物によって葡萄は成長し、成熟します。太陽、雨、風などの影響を受けた全てをボトルに詰め込み、そこに小さな宇宙が存在して、それを、目で見て、アロマを香り、味わうことができるのはワインに対する魅力で面白さと話していました。



まだ彼のワインの生産本数は、非常に少ない為、ワインだけでの生活は成り立たたず、ワインショップやガソリンスタンドで働くなど、自分の作りたい理想のワイン、また家族の為に日々努力を怠らない人柄です。



また、ピーターのワインのラベルには品種やシンプルな言葉が描かれています。彼は、ピーターは日本酒やジャパニーズ・ウィスキーを飲むことが好きで、日本語のラベルや習字から影響を受けラベルを作成しています。

ケークフランコシュ

<ブドウの特徴>
大きくて分裂していない葉、適度に密集した房、中程度の大きさで皮が厚く濃い青色の果実が特徴です。早く芽を出し、遅く熟します。収穫量の多い品種です。




<栽培されている場所>
世界のケークフランコシュの半分はハンガリーで生産されています。




<味わい>
多用途で高品質な品種。このワインはほとんどの場合(スタイルによっては異なりますが)、フレッシュでフルーティー、イチゴ、ラズベリー、スミレを思わせる花のような繊細なスパイシーな香りがします。酸味が高く、タンニンもしっかりしています。さまざまなテロワールによく適応し、樽熟成との相性も良好です。



<ペアリング>
ロゼとよりライトなスタイルの赤ワインはトマト料理、パスタ、ピザ、野菜のグリル、キャセロール、ラグースープ、ハンガリーのスープ、特にスパイシーな魚のスープとよく合います。


フルボディのスタイルは、レバーのフライやグリル、お肉のロースト、ミートローフ、鹿肉のシチュー、ローストした鹿肉とよく合います。



ケークフランコシュから造られたワインの風味と食感に最もよく合う食味には、根菜、ジャガイモ、キクイモ、キノコ、ビーツ、ナス、トマト、熟成チーズ、ガチョウ、アヒル、ジビエ、内臓、豚肉、子牛肉、羊肉料理などがあります。

ハンガリー ショプロン市

ショプロン市はハンガリー西部、オーストリアとの国境の近くに位置しています。アルプスの麓にあり、時おりアルプスから吹く風が冷たく感じられます。

交通の要衝であり、ローマ時代には通商の街として栄えました。オスマン・トルコの侵略を逃れたため、中世の街並みが非常によく残っており、西ハンガリー随一の観光地となっています。


オーストリアのウィーンへは1時間ほど(60キロメートル)で行くことができます。


ハンガリーワインの産地は、トカイ、エゲル、ショプロン、セクサールド、バラトン周辺ビルラーニなどで、そのどれもが伝統あるワイン産地です。


ショプロンのワイン造りは、古くから伝統的に行われており、その技は親から子へと受け継がれ優れた品質のワインを生み出しています。



アルプスの麓にあるショプロンは夏は涼しく、冬は寒いため、主要なワイン産地の中では平均気温が少し低めです。


ショプロンのブドウ畑は、フェルトゥー湖(ノイジードーラー湖)の周りに多く、湖は塩分を含んでいるため土壌にも少なからず影響を与えています。


その環境に適したブドウ品種がケークフランコシュです。ショプロンとその周辺な赤ワインの産地として知られています。

(秋田県鹿角市HP参照)

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