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ピーター・ヴェツァー フルミント 2022

参考価格(税込): 4,510
畑:サグ火山の畑70%、植樹2013年、ソムロ火山 30%、植樹1989年
土壌:玄武岩、玄武岩質凝灰岩
収穫:9月下旬
生産本数:2000本



醸造:全房にてバスケットプレス後、500リットルのハンガリーとオーストリアのオーク樽で自然発酵。11月にラッキング。そのタイミングに極少量(10mg/以下l)の硫黄を使用。発酵時と同じ樽で熟成、グラビティ・フローにて2023年5月に瓶詰め。無清澄、無濾過、その他硫黄の添加は無し。



少し濁りがある薄めの明るい小麦色。洋ナシ、白桃、白い花、ライム、ミネラルの香り。白桃や洋梨、りんごなど瑞々しくジューシーで柔らかな果実味。しっかりとしたミネラルと心地良い酸。すっきりとした味わいの中に旨味も感じられ、じんわりと果実味が広がります。

ピーター・ヴェツァー

ピーター・ヴェツァーはハンガリーの北西端に位置しオーストリアのブルゲンラント州に接している町ショプロンにて、古くからワインを造っている家族の下で生まれ育ち、彼で五代目となります。


ショプロンはハンガリーで最も古くから葡萄栽培が行われていた町で、春は温暖、夏は降水量が多く、秋は乾燥して暖かい夕方と涼しい夜が続き、冬は穏やかで、年間を通して過ごし易い気候です。ハンガリーの他の地域よりは寒いため、収穫は他の地域よりも3週間ほど遅くなることがよくありますが、葡萄が熟すのに時間がかかることで、フィネスを感じるワインが生まれます。



ピーターはワインの世界を学んでいる時に、自分は自然な造りをしたワインを非常に好むことに気付き、認証は取得していませんが、ビオディナミ農法で葡萄造りをしています。2007年にはショプロンの町の周りに2.5ヘクタールの自社畑を購入、そして1.5ヘクタールの畑を借りて合計4ヘクタールの畑の葡萄を育てています。



粘板岩土壌の5つの異なる歴史的な高価格区画でケークフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)を栽培して、他の場所ではフルミントやピノ・ノワール、グリューナー・ヴェルトリーナーなど、いくつかの異なる葡萄品種も栽培しています。



ワインの醸造はすべて無清澄、無濾過、ボトルング時にごく少量の硫黄のみ使用。非常に健康な土壌を作るように努めており、通常は年に2回、銅、硫黄、彼が育てたイグサを必要最低限の量だけ噴霧して、肥料を使用する代わりに被覆作物を栽培して葡萄畑を覆っています。必要以上に人の手を加えないことが彼の哲学であるため、土壌を耕したり葉を刈ったりせず、全ての葡萄を手摘みで収穫し、天然酵母にて自発的に発酵させます。



彼のセラーは120年以上前から家の地下にあり、そのセラーには完璧な微生物フローラが存在しています。そして、いくつかのステンレス鋼タンク、手動バスケットプレス、古いバレルのみで、彼はワイン作りに日々取り組んでいます。



ピーターにとって理想のワインとは、個性とアイデンティティを持つワインです。伝統的な葡萄品種を使用し、昔から続くテロワールの特徴を表すような、個性的で繊細なワインを造ることを目指しています。また、自分自身のワインをトレンドやファッションのワインではなく、流行のワインを作っていないと本人は語ります。



スキンヘッドで大柄で、いかついイメージがありますが、話すととてもおしゃべりも大好きで、見た目以上にファニーな一面もあります。そして、ワインに対する情熱が強くあり、彼にとってワインは“小さな宇宙”と例えていました。自然に注意深く、耳を傾け、人、葡萄、土地、植え方、収穫、葡萄の扱い方、すべての事が液体に繋がり、そこに小さな宇宙があると考えているのです。



特別な土壌、生きた水や周りの植物によって葡萄は成長し、成熟します。太陽、雨、風などの影響を受けた全てをボトルに詰め込み、そこに小さな宇宙が存在して、それを、目で見て、アロマを香り、味わうことができるのはワインに対する魅力で面白さと話していました。



まだ彼のワインの生産本数は、非常に少ない為、ワインだけでの生活は成り立たたず、ワインショップやガソリンスタンドで働くなど、自分の作りたい理想のワイン、また家族の為に日々努力を怠らない人柄です。



また、ピーターのワインのラベルには品種やシンプルな言葉が描かれています。彼は、ピーターは日本酒やジャパニーズ・ウィスキーを飲むことが好きで、日本語のラベルや習字から影響を受けラベルを作成しています。

フルミント

<ブドウの特徴>
開花が早く、成熟が遅いのが特徴。適度な大きさで均等に切れ込んだ葉と、比較的皮の暑い果実がついた中程度の大きさでゆるく長い房があります。



<栽培されている場所>
オーストリアのノイジードーラー湖周辺、特にルスト周辺やスロベニア、ハンガリーで栽培されています。最も広く栽培されているのはトカイワイン産地です。



<味わい>
一般的に非常にコクがあり、酸味が強いワインを生み出します。また、そのニュートラルな性質から、辛口ワインがテロワールを非常によく反映することができます。甘口ワインの香りは、マルメロ、桃、アプリコットが特徴です。



<ペアリング>
辛口のワインの場合、クリーム料理、スープ、野菜、鶏肉、ジビエ、魚、豚肉料理ともよく合います。

遅摘みのフルミントは、フルーツの香りが豊富なので、残糖量に応じて、軽いフルーツサラダ、フルーツデザート、クリームポット、バニラアイスにとてもよく合います。

ハンガリー ショプロン市

ショプロン市はハンガリー西部、オーストリアとの国境の近くに位置しています。アルプスの麓にあり、時おりアルプスから吹く風が冷たく感じられます。

交通の要衝であり、ローマ時代には通商の街として栄えました。オスマン・トルコの侵略を逃れたため、中世の街並みが非常によく残っており、西ハンガリー随一の観光地となっています。


オーストリアのウィーンへは1時間ほど(60キロメートル)で行くことができます。


ハンガリーワインの産地は、トカイ、エゲル、ショプロン、セクサールド、バラトン周辺ビルラーニなどで、そのどれもが伝統あるワイン産地です。


ショプロンのワイン造りは、古くから伝統的に行われており、その技は親から子へと受け継がれ優れた品質のワインを生み出しています。



アルプスの麓にあるショプロンは夏は涼しく、冬は寒いため、主要なワイン産地の中では平均気温が少し低めです。


ショプロンのブドウ畑は、フェルトゥー湖(ノイジードーラー湖)の周りに多く、湖は塩分を含んでいるため土壌にも少なからず影響を与えています。


その環境に適したブドウ品種がケークフランコシュです。ショプロンとその周辺な赤ワインの産地として知られています。

(秋田県鹿角市HP参照)

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